フリーターの就活は今がチャンス!?
今は求職者のニーズは高い?
フリーターの就活は今がチャンスなのでしょうか?指標の一つに有効求人倍率がありますね。
有効求人倍率とは、有効求職者数に対する有効求人数の比率を言います。1.0を超えれば、労働市場において需要が供給を上回っている状態ですね。別な言い方をすれば以下です。
「有効求人倍率が1.0を超えれば、仕事を探している人よりも、企業が求める人数の方が多い」
要するに、それだけ求職者のニーズが高い(採用されやすい)というわけです。逆に1.0を下回れば、企業の求職者に対するニーズは低くなるでしょう。
有効求人倍率が全てではありませんが、一定の目安にはなりますね。では、近年の有効求人倍率はどうなっているのでしょうか?
近年の有効求人倍率について
厚生労働省が1月31日に発表した『2016年平均の有効求人倍率』によると、前年比より0.16ポイント上昇の1.36倍となっています。上昇ペースは7年連続ですし、1991年以来25年ぶりの高水準なんですよね。
『2016年12月の有効求人倍率』に関しても、前月より0.02ポイントアップの1.43倍で4ヵ月連続の上昇でした。業種的に伸びているのは、教育・学習支援業や建設業です(新規求人倍率もアップしています)。
そのため、「有効求人倍率的に求人ニーズが増えている」と言えるでしょう。
2014年末までは非正規雇用(アルバイトやパート)が増える反面、正規雇用(正社員)は減少傾向でしたが、最近は両方ともにアップしているようです。
その理由にアベノミクスの成果がある、少なくとも安倍晋三首相はそう語っていますが、たしかに仕事を探しやすい状況ではないでしょうか。東京をはじめ、様々な都道府県でアップしていますからね。
そう考えると、「フリーターの就活は今がチャンス」と言えるでしょう。
民間の就職支援サービスを利用して、しっかりサポートを受けながら就活すれば、早期に就職できる可能性は高いですよ。あなたのやる気、情熱、人柄にもよりますが、【経験重視】【スキル重視】の中途採用以外にも、フリーターを歓迎している企業がありますからね。
そのような企業の紹介を受けながら、志望動機や面接対策を行ってもらえるのが民間の就職支援ですね。
2017年はフリーターから正社員になりやすい?
私が学生の頃、就職戦線は氷河期でした。その後、超氷河期とまで呼ばれましたが、とにかく就職しづらかったんですよね。
それでも「年齢が若い」というメリットは大きいため、内定を得られない学生は少なかったですが、新卒以外の就職状況は分かりません。
当時はフリーターという言葉が出始めた頃ですが、今と違って、前向きな理由でアルバイトを続ける人間は少なかったと思います。
「夢や目標のためにフリーターを続ける」などのポジティブな理由よりも、「正社員になれないからバイトを続けている」などのネガティブな理由が多かった印象があるんですよね。
有効求人倍率も今より低いですし、アルバイトから抜け出したくても抜け出せない…と悩むフリーターが多かったはずです。
しかし2017年現在は(繰り返しお伝えしたように)有効求人倍率が高いので、本気で就活すれば正社員になりやすいですよ。
それでも歴史は繰り返しますから、有効求人倍率がずっと高い状態、ということはないでしょう。上昇もあれば、下降もありますからね。
そのため、高い数値の間に、本気で正社員を目指してみてはどうでしょうか。
その方がスムーズに社員になりやすいですし、早くから職歴とスキルを重ねれば、将来的に転職もしやすくなります。経験と技術をアピールして『高年収の企業へ転職』という事例は多々ありますからね。
ぜひ有効求人倍率が高い今、就職支援サイト・人材紹介サービスを利用して仕事を探してみて下さい。